予防歯科シンポジウム
0歳からの定期管理(口腔育成)
オンデマンド
Profile
日本小児口腔発達学会(NPD) 代表理事
日本幼児脂質栄養学協会(JALNI) 理事
経歴
平成9:東京歯科大学卒業
平成9:東京歯科大学大学院歯学研究科(補綴第三講座)
平成16:東京歯科大学水道橋病院補綴科
平成19:医療法人真稜会後藤歯科医院
平成22:医療法人真稜会I Dental Clinic
所属学会:
日本補綴歯科学会
日本口腔インプラント学会
日本矯正歯科学会
日本小児歯科学会
日本顎咬合学会
日本睡眠歯科学会
国際小児呼吸器学会
日本小児呼吸器学会
NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC)
愛知県常滑市にて4代目の歯科医師として開業。
東京歯科大学卒業後入れ歯やインプラントを専門の歯科医師になっ たが、その後どんなに素晴らしい治療をしたとしても、 自分の歯に勝るものはないと気づき予防歯科に転身、 むし歯や歯周病の予防のみならず現在では歯並びや睡眠障害、 全身の健康のためにと幅を広げ活動中。
2022年には日本小児口腔発達学会を立ち上げさらにその重要性 を証明し日本中の歯科界への啓発も行なっている。
目指すところは歯医者が必要でない時代の到来のため、 未来の歯科医院の在り方Oral Lifesaverとしての役割を提唱中。
現在最も力を入れていることは0歳児の舌小帯異常に対するアプロ ーチで母乳育児の支援を行っている。
講演概要
子どもたちが歯科医院に来院すると、 色々と気づくことはありませんか?近年、80%~90% の子どもに歯列不正や不正咬合が見られると言われております。 またそのような子どもたちは、同時に顔面の発育・ 発達が正常ではないことが多く、 単なる歯並びだけの問題とは言えないでしょう。 そのような子どもたちの多くに気道の狭窄や睡眠呼吸障害( SDB)が見られ、 それにより発達障害や学習障害が生じるとの報告もあります。 これらの状態は口腔機能発達不全症に起因すると我々は考えており ます。では、これらの問題が起きる根本原因は一体何でしょうか?
口腔機能発達不全症に対する治療とは、過去へさかのぼり、 根本原因となった回らない成長の歯車(Root Gear)を探し当て、 歯車を回すことで成長が適正化された未来を作り出すことです。 すべてのことには必ず理由があります。 子供たちの何気ない行動の変化、口を開けている、いびきをかく、 母乳が吸えない、夜泣きが続く、食べるのが遅い、 指しゃぶりやおしゃぶりがやめられない、落ち着きがない、 攻撃性がある、 などなど子供たちが発信している何かに気づいてあげ、 それを解決することで結果を変えることができます。 そして子供たちの理想的な成長はお母さんのお腹の中にいる時、 お腹から出てきた直後から始まっているのです。 その根本原因は何か?0歳からのアプローチは何か? 共に考えていきましょう。
医療法人真稜会 I Dental Clinic