押村 憲昭(かすもり・おしむら歯科 )

“か強診”サミット

人生100年時代の歯科医院の目指すべき道

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Profile

かすもり・おしむら歯科(愛知県名古屋市) 押村 憲昭

【略歴】
2010年 愛知学院大学歯学部 卒業
2011年 敬天堂歯科 勤務
2015年 医療法人大里会 勤務
2017年 おしむら歯科 勤務
2020年6月 かすもり・おしむら歯科 開院
大阪大学大学院歯学研究科社会人大学院 在学中
【所属学会】
日本歯内療法学会、日本歯周病学会、日本臨床歯周病学会、
日本顎咬合学会、日本皮膚免疫アレルギー学会、日本糖尿病学会
【著書】
歯科と連携して治す皮膚疾患3 Part3 歯科と皮膚科の連携 総説 8 歯科の対応 実際の治療の流れ 皮膚科への紹介.Visual Dermatology 16(12), 2017.
その皮膚疾患 歯科治療で治るかも.クインテッセンス出版, 2020   chaptar3  金属除去治療(抗原除去療法)の実際と留意点
     ご近所医科歯科連携導入マニュアル.インターアクション, 2020. 単著
病巣疾患 診断と治療における最新知見.日本臨牀,79(7), 2021.  病巣疾患と歯科歯科治療 分筆

題名:人生100年時代の歯科医院の目指すべき道

 人生100年時代と言われる今、歯科医院の真にあるべき姿とはなんだろうか

これからの医療に求められることは、口腔内の疾患を治すことだけでなく妊産婦から乳幼児、そしてそこから患者の人生に寄り添いながら、高齢者にいたるまでを見守り続けることにあるのではないでしょうか。

分科が基本となる医科とは異なり、予防の概念も普及してきており、定期通院が当たり前になりつつある歯科医院には生涯一人の患者様に携わることのできる連続性が存在する。また、20代、30代といった全身の疾患が未病の段階でも歯科医院に定期通院されている患者様は増えてきている。このように医療においては稀な条件を持つ歯科において、かかりつけ歯科医やかかりつけ歯科衛生士による未病への挑戦こそがこれから必要なのではないか。

定期的な通院が可能な歯科医院だからこそ様々なアンテナを張れば患者様の健康にもっともっと寄り添えるのでないだろうか。そして、地域の医療機関と連携し患者様の全身の健康を地域で守る取り組みができるのではないだろうか。

超高齢社会を迎えた日本における全身疾患やフレイルの問題は、これからの医療においてますます大きな課題となってくる。真に社会に求められ、真に社会に認められ、そして歯科の価値を上げるために必要な取り組みとはどのようなものだろうか。

今回は以上のような今後歯科に求められる方向性や可能性について、当院の取り組みを紹介しながらお話しさせていただきます。また、この取り組みに必ず必要になってくる明日からできる地域の医科と仲良くする方法もお伝え致します。

かすもり・おしむら歯科