柿崎 陽介(矯正・小児ひまわり歯科)


予防歯科シンポジウム

保育からの定期管理(口腔機能)

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Profile

・宮崎予防歯科研究会顧問

・0歳からの健口長寿研究会 副会長

・宮崎市郡歯科医師会 専務理事

・日本矯正歯科学会認定医

・日本小児歯科学会会員

・日本口蓋裂学会会員

 

略歴

1993年長崎大学歯学部卒業  長崎大学歯学部附属病院矯正歯科勤務

1999年宮崎市にて矯正・小児ひまわり歯科開業 

2002年 歯学博士取得(新潟大学)

2017年 サンキッズ保育園 併設  現在に至る。

 

受賞・著書・論文など

2016年 宮崎県 優秀健康長寿推進企業等賞 県知事表彰

2017年 未来みやざき県民運動推進協議会 子育て支援優良企業賞 表彰

 

著書

・「チームアプローチにおける矯正歯科専門医との連携に関する一考察」     ザ・クインテッセンスvol.25 no.8クインテッセンス出版 2006

・「なぜ今、子どもから」 ザ・クインテッセンスvol.33 no.1クインテッセンス出版 2014

・「自費率3割への挑戦」 共著 別冊デンタルダイヤモンド デンタルダイヤモンド社 2015

・「今、あるべき小児歯科臨床を探る」 共著 別冊ザ・クインテッセンス クインテッセンス出版 2016

・「子どもの口腔機能を育む食事指導スタートナビ」 歯科衛生士vol.41 no.6 クインテッセンス出版 2017 

・「子どもの対応がじょうずになりたい」 歯科衛生士vol.41 no.5 クインテッセンス出版 2017

・「「食」を軸にした乳幼児期からの発達支援の取り組みについて」

・  小児歯科臨床 24巻12号 東京臨床出版 2019

・「子どもたちが上手に噛める・食べられる・呼吸できるようになる本」クインテッセンス出版 2020

・「「食」を軸にした歯科の日常」   小児歯科臨床 26巻8号 東京臨床出版 2021

・「歯の生える時期、順番の新常識」 歯科衛生士vol.45 no.11 クインテッセンス出版 2021 

 

発表、講演等

2012年 第30回 日本小児歯科学会九州地方会 

    教育講演「スタッフとともにつくる未来型歯科医院のデザイン」

2014年 第7回 日本国際歯科大会2014 シンポジウム

2017年 第22回 成育歯科医療研究会大会 ポスター発表

2018年 第13回 九州矯正歯科学会学術大会 ミニシンポジウム 

2018年 第8回 日本国際歯科大会2018 シンポジウム

2018年   Innovation and advances in dentistry International conference招待講演(モンゴル)

2019年 第57回 日本小児歯科学会大会 JSPP企画「0歳から一生涯寄り添う小児歯科」

2019年 第46回 福岡歯科大学学会 シンポジウム「小児の口腔機能獲得と改善」

2022年 第41回 日本小児歯科学会大会中四国地方会 教育講演

   

講演概要

  小児歯科診療において私たちは何を目指すべきなのでしょうか?近年の乳幼児健診では、むし歯が多発している子どもはとても少なくなっています。一方で、乳歯の叢生や過蓋咬合などの問題を抱える子どもを多く見かけるようになりました。過蓋咬合になっているということは、日常的に食べ物を前歯でかじりとることができません。乳幼児期に前歯を使わない食事の習慣がついてしまうと、歯槽骨も育たず叢生や発育空隙のない歯列ができあがってしまうのです。また、過蓋咬合では下顎の発育不全も疑われ、それにより口唇を閉じることが難しく、口呼吸になっている子どもも多く見受けられます。これらはやがて迎える永久歯列に引き継がれ、機能的でない口ができあがってしまう可能性があります。 これまでのカリエス治療など形態の回復に加えて、今まさに「口腔機能を育てる診療体制」が求められています。

 歯と口の疾患を治療または予防することで目指すのは子どもたちの健康です。

 「食べることは、生きること」   子どもたちが上手に「噛める・食べられる・呼吸できる」ようになるために、併設しているサンキッズ保育園での食育、口腔機能育成の実践を通して、ひまわり歯科での「0歳からの成育歯科プログラム」についてご紹介いたいと思います。

矯正・小児ひまわり歯科